落語観てきた「あおば寄席その百三十七 柳家三三独演会@トークネットホール仙台小ホール」2025/1/21
午前中落語演ってきたあと、夜は落語を観てきました。 一、柳家三三「二番煎じ」 〜仲入り〜 一、柳家三三「法事の茶」 一、柳家三三「金明竹」 お正月の寄席の様子など、たっぷりのマクラから、冬の風情感じる「二番煎じ」。冬の江戸の寒さと、番小屋での猪鍋と燗酒の温かさが伝わってきました。最後の騒動も楽しい一席でした。 仲入り後は、まずはあんまりこのあおば寄席で掛かっていないネタを選ばれたようで、「法事の茶」。落研の部室にテープがあったので聞いたことはあったのですが、勿論二十年近く前。軽くて不思議な噺。 トリは「金明竹」。私自身ごく最近取り組んだばかりなので、嬉しい。 噺で遊んでいるような雰囲気もあり、とても楽しかったです。海老を最後まで引っ張ってクスグリにするの、可笑しいな。 余談ですが、私は自分で「金明竹」演る時参考にした落語家さんの中に、三三さんの師匠の柳家小三治さんのビデオがありました。小三治さんのも勿論面白いのですが、なんとなくおじさんの目線が冷たいような、そんな印象を勝手に持っておりました。私はそうならないように、なんだかんだ言ってこのおじさんおばさん夫婦は甥っ子の松公が可愛くて結果甘やかしちゃう、というような気持ちで演っています。こういう風に、独自の視点で自分のやりたいように演れるのがアマチュア落語の良い所だと思っています。 三三さんの「金明竹」は、コミカルに騒動が進んでいくので、小三治さんのとはまた違っていて、私の好きな「金明竹」でした。 社会人落語の活動をして、お客様の前で落語を披露するのも勿論大好きなのですが、一人の観客になって落語会に足を運ぶ・噺家さんに身を委ねて落語の世界に浸る、これも大好きなんだと改めて確認出来ました。 一月は落語の楽しいイベントがたくさんあったのですが、今月の趣味活動のフィナーレはこの柳家三三独演会。 この冬はインフルエンザが大流行中で、例年この時期は色んな感染症が流行ります。そんな中体調崩さずに完走出来たのは本当に有り難かった。 一人で行く予定でいた出前寄席なんか、私が行かれなかったら穴開けちゃうわけですから。 勿論、これからも体調管理には気をつけますけど。昨年はコロナに感染して、丸々一ヶ月落語活動はおろかネタの稽古すら出来なかったですから。 元気じゃないと落語も、日々の晩酌も楽しめません。