落語演ってきた「つばさ清生落語二人会@仙台市市民活動サポートセンター地下ホール」2024/7/27

本日は仙台ほでなす会の遊々亭つばささんとの二人会でした。

一、藍舎都羽「犬の嫁入り」
一、遊々亭つばさ「幽霊そば」
一、剋家清生「茶の湯」
~お仲入り~
一、雲鳴家丘割「始末の極意」
一、剋家清生「鰻屋」
一、遊々亭つばさ「景清」

生憎の荒天の中、35名のお客様にご来場頂きました。お足元の悪い中ありがとうございます。

仙台ほでなす会の遊々亭つばささんとの初めての二人会でした。

事の発端は去年の12月。仙台新撰落語会の呑み会で行った二次会先で、ばったりつばささんと遭遇。
四方山の噺をしているうちに、仙台新撰落語会と仙台ほでなす会の各代表、山川短志・清川波之丞二人会をやろうという流れに。今までやったことの無い、仙台アマチュア落語界のレジェンドの会をやりましょう!

と、お酒も入っていたのでその場では盛り上がりましたが、それから各レジェンドとよくよく話をしてみると、実現が難しい状況。別にお二人が仲が悪いという事では無く。時期が遅すぎたという事でしょうか。コロナ流行る前であったら、そういう形で実現出来たかも知れません。

レジェンドの会は流れてしまいましたが、せっかくなんで何かやりましょう。二人会でもやりませんか、という事で、今回このような形で会が実現したのです。

つばささんとは、全く交流が無いわけではなく、以前は時々ご一緒させて貰っていました。
ただ、一時期私の仕事が忙しく、また色んなタイミングが悪くて、つばささんからお誘い頂いてもずっと断っていた時期がありました。ずっと不義理が続いてそのまんま。今回こうして実現したのは有難い事です。

それぞれ二席演りましょうという事で、私は仲入り前に長めの一席、ヒザでもう一席。

仲入り前は「茶の湯」。喋り終えて、ここで事件発生。
足が痺れて、それなのに慌てて高座降りようとしたもんで転倒。両足を挫いてしまいました。

正直、自分の思うような出来栄えではなく、恥ずかしいという想いもあり、早く高座から降りてしまいたかった。それで、痺れて足の感覚無かったのに、無理に立って歩いて、転んだ。
私の後は仲入りだったから、無理にはける必要は無かった。

足が痺れた後に立ち上がって転倒したのは、今まで二回くらいあったはず。
それに懲りて合曳(正座椅子)も買ったりして、長い持ち時間の時には使用するようにしていた。ここ最近は使ってなかった。恥ずかしいという事は気にせず、使うべきであった。また、使わなくても、ちゃんと立てるようになるまで高座で寝っ転がってりゃ良かった。恥ずかしい、あるいは自分を良く見せたいという感情は私ごときが持ったってしょうが無い。
骨折したら落語どころじゃない、仕事にも支障をきたす。

なんなんだろう、今年に入ってから、ここぞという高座で失敗じる。
四月の仙台新撰落語会ではトリで「百川」演っている途中で絶句。リカバリー出来ず、諦めて「本膳」を演ってバラした。あの時も辛かった。
自分自身で気を付けていればどうにかなっていた事は後悔も大きい。二度ある事は三度ある、気を付けて高座に臨みます。

ヒザで演ったのは「鰻屋」。移動する場面が何度かあり、また膝立ちになる場面もあるので、腰を浮かせて足に掛かる負担を減らせる。もうその目的だけで「鰻屋」演りました。

今回の目玉のトリはつばささんで、初めて人情噺に挑戦するというので「景清」。
こういう気持ちでこの噺を演りたいという想いは伺ってたので、袖で聴いててジーンと来ました。

東北大学と学院大学の学生さんが大勢お手伝いに来てくれて、有難かった。
東北大学の落研の方とは普段関わりが無いもんで初めてでした。
雲鳴家丘割くんは、私の後演りにくかったろう。申し訳ない。でもきっちりウケてたもんで、その後の私はとても演りやすかった。より申し訳ない。

お手伝い頂いた皆様、お付き合い頂いたお客様、何から何まで準備して下さったつばささんに感謝申し上げます。

二人会、もしかすると二回目があるかも知れません。その時は合曳ちゃんと使おう。


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