落語演ってきた「仙台アマ落語夜の勉強会(仮)@仙台市戦災復興記念館和室」2025/1/18
夕方に仙台市戦災復興記念館へ移動。こちらは自主的な落語の勉強会的な発表会です。
一、遊々亭つばさ「ざる屋」
一、賀千家ぴん吉「子ほめ」
一、泳ぐ家智昭「権助魚」
〜仲入り〜
一、氷山亭清うち「豊竹屋」
一、剋家清生「金明竹」
仙台ほでなす会の遊々亭つばささんと以前呑んだ時、定期的に勉強会のような落語会がやりたい、という話が出ました。
で、つばささんにお願いして会場抑えて頂き、「兎に角一度やってみよう」と開催させて頂いた次第です。
今回は土曜日でしたが、今後の考えとしては、毎月一回、どこかの金曜日の夜に開催したい。というのは、普段サラリーマンをしている社会人落語の仲間の中には、土日は家族の用事が入ったりして、出演の機会があっても都合が合わない事があるようです。
平日の夜、仕事終わってからなら参加しやすいのでは無いか、という狙いもあります。
正直お客様はなかなか来にくいのかも知れませんが、それでも、仙台でも平日夜の落語会がありますからね。あおば寄席とか。全く来られないかというと、そういう事でもないんじゃないかと。甘い考えかも知れませんが。でもどちらかと言うと、やはり演者の都合を優先させた会ですね。
そういう事もあり、記念すべき第一回目、ご来場頂いたお客様は五名。でも楽屋の数より下回らなくて良かった。
今日は仙台、いや東北地方のアマチュア落語シーンとしてはかなりエポックメイキングなイベントがあった日でした。
東北大学と東北学院大学の落研が中心となって、全国の落研から腕っこきの学生落語家を集めた落語会「東西舌戦」がエルパーク仙台にて開催されていたのです。これは昨年度の学生落語の大会・策伝大賞から生まれた縁のようです。
今日の演者、ご来場のお客様も、東西舌戦を観てからここに来たという方が多かった(といっても客席楽屋合わせても十人だけなんだけど)。
正直、私も出前寄席の出番が無ければ観に行きたかった。
ハイレベルな学生落語の会に、お客様百五十名ほど入ったんだそうです。評判も滅茶苦茶良いらしいです。
その、昼間の学生さんのイベントに比較して、夜のこの我々の勉強会、規模はとても小さかったかも知れません。
でも、内容は決して劣るものじゃなかったんじゃないかと、不適にもそう思っております。
チラシにあったおしゃべり亭遊ぞ〜君は体調不良で休演でした。
開口一番は遊々亭つばささん「ざる屋」、口開けの一席目には縁起を担いだ噺。
改めて、つばささんの落語真面目にちゃんと観たの数年ぶり。いや、去年二人会やったくせに何言ってるんだと、自分でも思うんですが、今までは自分の高座の事もあって全部捨て耳で聞いていただけなんで。
賀千家ぴん吉さんは「子ほめ」。つい先日「一目上がり」伺ったばかり。ぴん吉さんの自分の落語のリズム、落語観が伝わってきます。マクラも即興性があって楽しい。
ぴん吉さん「今年は落語のリハビリが目標」と仰ってましたが、これリハビリ終えたら大変な事になる。
泳ぐ家智昭さんは「権助魚」。昼に引き続きの出番。いつもの落語を楽しむ会貝ヶ森のメンバーだけじゃなく、他のアマチュア落語の人達とも交流があると良い刺激になるんじゃないかと思っております。
氷山亭清うち君は「豊竹屋」。昨日の夜に急遽エントリー、飛び入り出演可なので、そんなのもありです。この噺は、落研の頑張亭たい杜君に稽古して貰ったんだそうです。たい杜君は、昨年「七段目」を演るという社会人落語やる俳優さんにも稽古をつけたんだそうです。凄いな。私も「鍋草履」稽古して貰おうかな。
私は久し振りに「金明竹」。途中台詞怪しいところもありましたけど、でも自分としては良く出来たほうでした。自分の中では予定調和じゃない感じで喋る事が出来て、松公とおじさんおばさん夫婦で遊べました。持ちネタの中でもそういう噺が増えると良いんだけど。
この勉強会、三月以降にまた開催予定です。
コメント
コメントを投稿