落語観てきた「三遊亭花金落語会『花座花金』@花座」2025/3/16

昨日に引き続き花座へ行って参りました。

今日の仙台は生憎の空模様。雨の中花座に到着すると、花座の前の通りでバッタリ落研OBの浮呂家扇斗さんに出会う。
「あれ、もしかして扇斗さんも今から花座ですか?」
「いや、朝まで呑んでて今帰るところ」
「一緒に花座で落語観ませんか?」
「いや、流石に今からは無理…」
酒やけした声、ずぶ濡れになって身体傾きながら歩みゆく先輩を見送り、私は単身花座へ。

今日は三遊亭花金さんの落語会。二部通しで両方観てきました。

番組はこんな感じ。

十一時の部
一、三遊亭花金「寄合酒」
一、三遊亭花金「馬の田楽」
〜仲入り〜
一、三遊亭花金「寄席の踊り〜深川」
一、三遊亭花金「明烏」


十四時の部
一、三遊亭花金「時そば」
一、三遊亭花金「花見酒」
〜仲入り〜
一、三遊亭花金「寄席の踊り〜桃太郎」
一、三遊亭花金「不動坊火焔」

花金さんの噺の世界に浸って、じっくり楽しんで参りました。

「寄合酒」ワイガヤの楽しい雰囲気、楽しかった。私も「寄合酒」演りたくなった。

「馬の田楽」田舎の長閑な雰囲気がまた良かった。田舎の子供の憎体な感じ、自称気の短い男、婆さん、酔っ払い、それぞれのキャラが立っていて面白かった。

「明烏」地元TBCラジオに「ラジオ魅知国寄席」という番組があり、そこではこの花座で収録した落語を放送しております。その番組で、以前花金さんの「明烏」が流れた事があるのですが、なんとその時はサゲまで流さず、途中で切って、後はナレーションでその後の展開を伝えてお終い、というなんとも雑な編集版での放送。三十分番組なので、そこで放送するにはそうするしか手が無かったのかも知れませんが、にしても。私聴いてて、確かに放送時間にどう収まるのかと疑問に思いながら聴いてましたけど、流石に「エエッ!?」と声が出た。
本日改めて、生でしっかり観ることが出来て満足。

「時そば」落語好きな人にはお馴染みの噺でも、やっぱり何度観ても落語は面白く出来てます。雨が降って肌寒い今日の仙台、温かい蕎麦をすするところでは何となくこちらのお腹も温かくなってきたような、そんな心持ちになりました。

「花見酒」お次は春の噺。「なかなか『時そば』と並ぶ事が無い噺てすが」と仰ってましたが、今日みたいに寒くて春が待ち遠しい日に春の噺を観るのも良いものです。

「不動坊火焔」三人のなんとも滑稽な復讐劇。面白かったです。

寄席の踊りは、十一時の部は「深川」。十四時の部は「桃太郎」。「桃太郎」の時CDのトラブルがありながらも、うまく調子を合わせて、また笑いにも繋げるのは流石。

マクラで「我々噺家は稽古するのが仕事…」というような事を仰ってました。
では私のようなアマチュアは、稽古するのが趣味、か。
集中しておさらいしていると噺の世界に没頭出来て、その時一瞬だけでも浮世の事を忘れられて、精神衛生上とても良い。
勿論、今日みたいに落語を観て、その世界に浸るのも精神衛生上とても良いのですけど。

今日はお土産に、花金さんとナツノカモさんの本『コトコト古典 第一巻〈噺〉粗忽長屋』を買いました。



SNSで花金さん花座に持ってくるというのは知ってましたんで。
読んで楽しんで、また映像、音源もスマホで鑑賞出来るのでそちらも楽しめる。
後日の楽しみにとっておこう。

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