落語演ってきた「仙台アマ落語夜の勉強会@仙台市戦災復興記念館五階和室」2025/4/4
月イチの仙台アマ落語夜の勉強会でした。
身内含め、ご来場頂いたお客様六名。楽屋の方が人数多かった(笑)
番組は以下。
一、おしゃべり亭遊ぞ〜「ちりとてちん」
一、熊楽亭耀「犬の目」
一、遊々亭つばさ「あたま山」
一、武田らこ「鹿政談」
〜仲入り〜
一、剋家清生「旅行日記」
一、浮呂家扇斗「大安売り」
一、時和亭兼成「天狗裁き」
演目表、私と扇斗さんの間一行空いてるのは、キサラカツユキさんという方が出演予定だったのですが結局いらっしゃらなかったので、消したのです。
仲後は東北学院大学落語研究会OB会のみの流れ。
本日私は「旅行日記」をネタおろし。短い噺ですが、やっぱりネタおろしは緊張します。途中トチりが多かったんですが、なんとか完走出来ました。
大好きな三笑亭夢丸さんの音で覚えたのですが、練習中好きな箇所は自分で喋ってて思わず笑っちゃう、そんな感じで楽しく練習が出来ました。
自分では面白いと思っていても、何度も繰り返しブツブツ喋ってるうちに、ふと「この噺はちゃんとウケるのだろうか」「何処が笑う場所なのだろうか」と不安になる瞬間があります。本日口演してみて、拙い出来でしたがお客様が笑って下さったので、とても安心しました。有り難かったです。
昨今、飲食店で異物混入し炎上する事が多い。つい先日も牛丼屋さんであったばかり。イタズラで変な事してお店側に迷惑かけて炎上というのも、なんだかんだ後を絶たない。この「旅行日記」もそうですが、私が持ってる噺だと「鍋草履」なんかもそのうち演りにくくのるのだろうか。気にし過ぎると、落語観て下さるお客さんは全く気にして無くて、勝手にこっちが遠慮して勝手に演りにくくしちゃう事もある。とんでもない噺だけど面白い噺なので、これから出前寄席なんかでもどんどん演っていきたい。でも落語会の前後に会食があったりすると演りにくいけど。
遊ぞ〜君は、師匠・つばささんの言い付けにより開口一番、時間も十分でというご指定。「ちりとてちん」は駆け足でしたけど、リアクション多めで。
山大落研の耀君は「犬の目」。目を悪くした患者がおじいさんになってたのかな。自分なりの工夫なのでしょうか。
演者も客席に回って、観客を兼ねます。この画角だと稽古会してるみたい↓
つばささんは「あたま山」。ちょうど本日仙台の桜の開花宣言が出たばかり、タイムリーな春のお話。つばささんの雰囲気と口調でこの荒唐無稽な噺を上手く扱っている感じでした。
武田らこさん、私は初対面。普段は仙台で役者さんをしていらっしゃる方。良い声とご自身の雰囲気で、引き込まれる素敵な「鹿政談」でした。
東北学院大学落語研究会OBの浮呂家扇斗さん(ふろや・せんと)、二十年以上ぶりの高座だそうです。今日はお仕事終えてから駆け付けて下さいましたが、年度初めの金曜日、渋滞で出番ギリギリに楽屋入り。
お着物も昔使われていたものを引っ張り出されたようですが、白足袋の色が(笑)
それだけ久し振りという事です。というか、ここまでブランクあったらもうほぼ初高座と同じじゃないでしょうか。緊張もされていたようです。でも、そういった方にこういう勉強会の場は必要なんだろうと思います。
学生時代に演っていた「大安売り」に、最近色んな噺家さんのを聴いてサゲを新しくされてました。
トリは、同じく東北学院大学落語研究会OBの後輩・時和亭兼成君「天狗裁き」。堂々としていて、押し出しも良くって、良い「天狗裁き」でした。これだけ演れるんだから、もっと高座に上がって欲しい後輩。
出演では無かったのですが、仲間の可亭左悪さんが来てくれて、準備など手伝って頂きました。前回もそうで、こういう気持ちが嬉しい。
着付けに不慣れな演者も居たので、左悪さんに手直しして貰いました。毎回左悪さんの着付け教室やって頂きたい。
団体の垣根を越えて色んな方と交流する機会がありますので、次回も楽しみ。
次回は五月九日(金)。今度はエルパーク仙台の和室です。
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