落語演ってきた「仙台アマ落語夜の勉強会@太白区中央市民センター第三会議室」2025/6/13

本日は毎月定例の、仙台アマ落語夜の勉強会でした。

番組はこんな感じ↓

一、剋家清生「虎の子」
一、可亭左悪「壺算」
一、遊々亭つばさ「タンバリン浪曲〜からかさ桜」
一、錯乱坊双極「堪忍袋」


お客様は五名。ギリギリ演者より多かった。

チラシ見て初めて足を運んで下さったお客様がおられました。こういうのはとても嬉しい。
東北大落研の子も観に来てくれて、これも嬉しいし有り難い。

左悪さんは、前回は飛び入り出演のため法被着ての高座でしたが、今回はちゃんと着物を用意してきて下さいました。昼間に出前寄席で一席「十徳」演ってきたんだそうで「そこ終わってからこのまま来たんだ」とのこと。
開場後、なかなか最初のお客様が来られないため「じゃあ口慣しで一席」と「道具屋」を演り、そして始まったら「壺算」。三席演っちゃうとは、落語体力有り余ってますね。


つばささんは「タンバリン浪曲」。ほでなす会ではお馴染みなんでしょうが、私は初めて。浪曲は三味線弾く曲師の方がおられますが、「予算などの関係で」準備出来ないため、自分でタンバリンを鳴らしながら唸るというスタイル。いざ聴いてみると、タンバリンのシャララン…という余韻が思いの外合ってました。正直ナメてましたね。


双極さんは山形から。山形落語愛好協会所属のアマチュア落語家です。
私がコロナ禍前に定期的に開催していた、自分の勉強会に一度お客さんとして観に来て下さった事がありました。その時の会場もちょうどこの太白区中央市民センターでした。
打ち上げも参加する目論見でわざわざ泊まりがけで来て下さいました。滅茶苦茶嬉しい。

双極さん高座前おろして間もない雪駄の底が抜ける、本当は「粗忽長屋」演る予定だったのに、何故か冒頭の台詞が出てこないと、なんかハプニングが続く。本日は十三日の金曜日、やはり何か不吉なものがあるのか。
「粗忽長屋」は諦めて、口慣れたネタだからと「堪忍袋」を。すぐ演れちゃうの凄いですね。竜楽・遊雀型。亭主のほうの言い分を聞くと爆笑に繋がる、という形、やはり面白い。


私はネタおろしの「虎の子」。上方では「真田山」という演題になるのかな。東京では、桂藤兵衛さん、柳家小さんさん、桂文雀さんが持ちネタにしている様子。
滑稽怪談噺、これからのシーズンに活躍させたいという目論見もあり今回ネタおろし。
ネタおろしはボロボロ、所作やカミシモも怪しかったし、サゲ間際で噛んだ。
言い訳すると、前日に出前寄席があり、そっちの準備もあったのでネタおろしに全集中とまでいかなかったというのもある。完全に言い訳ですが。
でも私はネタおろしで及第点というのはほとんど無く、たいてい毎回ボロボロ。緊張しいなんですよ。それでも兎に角仕込まないとしょうがないので。これから育てます。言い訳ですが。

この夜の勉強会があるおかげで、三ヶ月連続でネタおろしが出来ました。「旅行日記」「寄合酒」「虎の子」の三席。どれも短いネタですが、それでも仕事や飲酒に忙しい合間を縫って三ヶ月毎月ネタ覚えるというのは勉強になりました。
ネタおろしは少しキツくなってきましたし、また、興味のあるネタが今のところ尽きたので、ネタおろしは一度お休み。
これからは暫く演っていないネタを思い出す、蔵出しを頑張ろうと思います。覚えて演ったけど、ネタおろしの一回しか口演してない噺もあるし。
そういう気持ちになるのも、毎月一回この勉強会が必ずあるんだと思うからこそ。次月以降も頑張ります。

あと、やはり毎回打ち上げがね、楽しみなんですよ。
今夜は観に来てくれた東北大落研の子も参加してくれて、色んな落語の話が出来て、楽しませて頂きました。

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