落語観てきた「春風亭かけ橋・神田松麻呂 長講の会@花座」2025/6/19

夜花座へ行ってきました。

春風亭かけ橋さんと神田松麻呂さんの二人会、それぞれが長講一席ずつ口演する会。

この日、昼間は宮城野区文化センターにて仙台ひと・まち交流財団主催のイベントがあり、そちらにお二人は出演されてました。そこで二公演終えてから、この花座の夜の公演。

本当はこの昼間の公演も観に行きたかったのですが、仕事で行かれず。夜の花座の公演だけ間に合うので、せめてもと思い駆け付けました。

最初オープニングトーク、こちらは撮影OKの許可が出ましたので、記念に何枚かパチリ。
八月にお二人は花座で「激芸」という二人会を企画されてますので、その宣伝も。



客席、反応も良くて、オープニングトークから笑いが絶えませんでした。良い雰囲気だと、その客の中の一人として自分も前のめりに楽しめます。

最初は松麻呂さん。マクラはあんまり他所に出さないほうが良い内容かな? 営業ネタ、その人の鉄板ネタなんでしょうから、それはそれでファンとしては楽しい。
本日の演目は「芳沢あやめ」。これは以前花座で伺った事がありました。あの時はネタおろし間もない時だったはず。その時も良かったのですが、今回はまたブラッシュアップされたような印象。
ちょうど、今話題の映画「国宝」を観たばかり。「国宝」は女形の歌舞伎役者のお話、その世界に浸ったばかりで、名女形として名を残した初代芳沢あやめの講談を観る事が出来てとってもタイムリー。娘道成寺の話なんか勉強になりました。
また、あやめが芸に開眼するところなんかぐっと来た。伺って、自分も落語演りたい! と熱く焚き付けられるような気持ちになりました。

仲入り休憩挟んで今度はかけ橋さん。
ネタは現在取り組まれている連続もの「嶋鵆沖白波(しまちどりおきつしらなみ)」より「大坂屋花鳥」。
「大坂屋花鳥」という落語があるのはなんとなく知ってはいました。十代目金原亭馬生の全集のCDに収録されているので、タイトルは聞いたことありました。でも噺は聞いたこと無くて粗筋も知らなかったので、今回が初聞き。
オープニングトークでは、朝六時に起きて新幹線に乗り、例の昼の公演が二公演・それを終えてこの夜の花座、クタクタと仰ってましたが、それを感じさせない長講。
展開も面白く、ピカレスク的なところもあり、長講でしたが最後まで楽しめました。
すごく単純ですが、かけ橋さん上手かった! 感情の入れ方とか噺の運びとか、落語で観る人情噺、世話物ってこうだよなぁという感じ。プロの芸を堪能しました。

プロの話芸を堪能した夜、私も朝から仕事だったので疲れてましたが、今それが昇華されて心地よい。演芸に救われる日々です。



コメント

このブログの人気の投稿

落語演ってきた「つばさ清生落語二人会@仙台市市民活動サポートセンター地下ホール」2024/7/27

落語演ってきた「第三回誕生日寄席@仙台市市民活動サポートセンター地下サポートシアター」2025/1/12

落語観てきた「えずこ寄席二◯二五 桂吉弥独演会夜の部」2025/2/16