講談観てきた「神田紅純・三遊亭あら馬 巳年の競艶会」2025/9/19
花座へ講談と落語を観に行って参りました。
神田紅純・三遊亭あら馬 巳年の競艶会、十四時の部。
お目当ては神田紅純さん。
以前、花座の五月の定席のほうで拝見し、とっても好きになってしまった。
その時拝見したのは「越ノ海」。主人公の越ノ海勇蔵の純真無垢・溌剌とした姿が目の前に浮かんで、心が動かされて思わず泣きそうになってしまった。
なので今回の花座の会は楽しみにしておりました。
最初トークコーナーがあり、それによると紅純さんお一人の会では不安があり、同い年・近い期間に前座修行もした仲のあら馬さんとの二人会という形になったんだそうです。
番組はこのように↓
一、三遊亭あら馬「初音の鼓」
一、神田紅純「背割政宗」
〜仲入り〜
一、神田紅純「熱湯風呂」
一、三遊亭あら馬「品川心中」
あら馬さんは初。
毒っ気と圧力で押していく感じの高座。
噺はドタバタしていく所が面白かった。特に「品川心中」は、大ネタだけど、そうかこんな気軽で愉しいドタバタ劇なんだと改めて認識。
お目当て、紅純さん。
一席目は「背割政宗」。初めて観るお話。講談は初心者なので、こうして初めて観るお話がたくさんあります。なので毎回新鮮な気持ちで楽しめています。
刀鍛冶の名工として名高い政宗の幼少期の物語。とんでもない児童虐待の話、当時の時代背景や価値観を元にした物語なので一歩引いて見ると引いちゃいそうなんだけど、テンポ・力でグイグイ引き込まれた。
紅純さんのお演りになる純真な少年がたまらなく良い。ジャンプの王道を行く少年漫画の主人公みたいな。
二席目は寛永宮本武蔵伝のうち、「熱湯風呂」。これは花座で神田松麻呂さんで拝見したことのあるお話。
紅純さんの「熱湯風呂」もとても楽しかった。前の「背割政宗」とは一転してコミカルで、こういうお話も楽しく聴かせてくれるのかと関心しきり。
楽しく刺激も頂けた二人会、大満足でした。
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