落語演ってきた「第六十三回仙台新撰落語会@東京エレクトロンホール宮城四階会議室」2026/1/17
本日は第六十三回仙台新撰落語会でした。
番組はこちら↓
一、山川短志「一目上がり」
一、可亭左悪「大安売り」
一、剋家清生「手水廻し」
一、目白亭白目「湯屋番」
〜仲入り〜
一、花枝亭美葉「厩火事」
一、裁落亭とんぼ「教えてチャッピー」
一、水無月亭六六「しじみ売り」
御来場のお客様四十三名。前回よりはお客様増えてきていて有り難い限り。
新年最初の落語会、御来場まことにありがとうございました。
山川短志さん「一目上がり」。新撰落語会ではぴん吉さんと私も演る演目ですが、どれとも違う噺の運び、色んなパターンがあるんだと勉強になる。飄々としてて、枯淡の味わい。
可亭左悪さん「大安売り」。左悪さんは相撲大好き、今まで相撲ネタは演ってなかったのですが、今回挑戦してみたそう。今日がネタおろし、高座降りてきて袖で「なんとか出来た〜」とほっと安心された顔。相撲好きな方の相撲のマクラは楽しいし、お客さんもノッてた。年齢層的にも相撲の話題はぴったりなんだろう。
私は相撲ネタいくつか持ってるけど、私はさほど相撲好きじゃないからな。
私は「手水廻し」ネタおろし。
なんとか出来た。笑っていただけたので、これが自信につながる。この日は美味しく酒が呑めました。
演ってる最中少し目線怪しくなったのは、稽古不足。
お客さんの反応を見て初めて分かる事もあり、とても勉強になりました。
この「手水廻し」は上方落語。上方落語では前座噺のような位置づけの演目のようで、色んな噺家さんが演っておられるようです。
東京でも最近お演りになる方が増えてきているようです。
資料探して、東京落語で見つけたのは三遊亭歌武蔵さん、桂宮治さん。工夫はあれど、上方落語をそのまんま、といった感じ。
私は林家染ニさん、桂雀々さんのを聞いて覚えて、私なりに調べて、東京落語風に直してみました。
上方落語では舞台となるのは関西地方の田舎の宿、という設定ですが、それを江戸の旅籠としてみました。
出てくるのは上方のお客さんと、宿屋の主。上方落語では「板場の喜助」が出てきますが、「板場の」とは、つまり調理場で働く料理人のことを指します。この「板場」というのは主に上方で使われる言葉なんだそうです。板場、とは江戸では使われなかった言葉のようで、そこは舞台を江戸に直すとしたらこの言葉も直さないといけない。ちなみに歌武蔵さんは舞台を東京にされてましたが「板場の喜助」としてました。私はここは直したいなと思いました。
宿屋が舞台の落語だと、単に主人と番頭さんにしたほうが馴染みがあるかなと思い、喜助さんの代わりに番頭さんを出す事にしました。
でもそうすると噺の穴もあって、大阪まで付いていくのが料理人だから、あれを「お吸い物、料理」と思い込むのは自然な流れだな、と演ってて感じました。
あと、上方落語だと田舎が舞台だからあの宿の主従は房楊枝とか知らないわけで(田舎でも房楊枝はあった?)、江戸の人間で房楊枝知らないは有りえないとも思う。江戸っ子はこだわって歯を綺麗に磨くもんだったらしいですし。
こういう穴もありますが、楽しく演れるお噺ですので、そのへんには少し目を瞑っておいて。これから大事に育てて行きたい演目です。
目白亭白目さん「湯屋番」。白目さんは年男、午年の生まれだそう。「湯屋番」はサラっと上品に。
花枝亭美葉さん「厩火事」午年だからと選んだ演目。マクラが相変わらず上手。つい昨日真打ち昇進が決定した春風亭一花さんに刺激を受けて、今日はこの演目を選んだそうです。
裁落亭とんぼさん「教えてチャッピー」。午前中地元福島で仕事があり、それ終えてから駆け付けてこられた。到着が美葉さん上がりの時間だったのでギリギリ。
ChatGPTに落語を作らせるというストーリーの自作の新作落語。
トリは水無月亭六六さん「しじみ売り」。
事情があって昨年出演を見合わせておりましたが、この新年の会をもって復帰。六六ファンは多いので、お客さんも心待ちにしていた事でしょう。
クスグリも多く、またジーンとさせる場面もあり、新年のトリに相応しい高座でした。
せっかくなので六六さんの写真多めに↓
次回は四月十八日(土)。
この日は目白亭白目さんのご縁でプロの落語家さんがゲストで出演して頂ける事になりそうです。
後日、仙台新撰落語会のホームページ等で告知します。
コメント
コメントを投稿