落語観てきた「飯坂温泉落語会@福島市・旧堀切邸」令和八年五月二十三日
本日は福島県福島市にある飯坂温泉での落語会を観に行って来ました。
この落語会、地元飯坂出身の落語家・柳家小ふねさんが主役の落語会。ポッドキャスト番組がきっかけで開催となったようで、その番組にも出演されている立川こしらさんや、立川らく萬さんも共演(助演)という形の、いわゆる地域寄席でしょうか。
柳家小ふねさん、とっても面白いと評判は伺っており、今回福島で観られるという事で楽しみに行ってきました。
ただ、今回の落語会はなんと入場無料。そのためか、当日朝に飯坂温泉観光協会にて整理券を配布(先着三十名)とのこと、仕事休みとったものの、はたして無事に整理券手に入れられるのか…?
朝頑張って早起きし、電車に飛び乗る。仙台から福島までは東北本線、よく強風等の影響で遅延ちがちなので少しドキドキしながら、しかし電車は定刻通り到着し安堵する。私が飯坂温泉着いたの九時過ぎ、すでに整理券を手に入れようとしているお客様の列が出来てました。
私で十九番目。無事手に入れられて、また安堵。
列の中には、福島のアマチュア落語仲間である裁落亭とんぼさんも居ました。
新撰落語会で会った時、情報お伝えしてたので、居るだろうな、とは思ってましたが。
二人とも無事に整理券手に入れたものの、さて、開場時間までどうしよう?
とんぼさんがせっかくだから近所の行きたい所ご案内しますよと言ってくれたので、お言葉に甘えて、たまたま見つけた葉っぱアートのリト・リーフアートミュージアムへ。
今飯坂温泉まで行く電車とコラボしているらしく、ちょうど私が乗った電車にも作品が飾られていました。
SNSでは見知っていたけど、実物見たら感動。これは観に行けて良かった。
同じ敷地内のレストランでとんぼさんと落語談義しながら昼食し時間を潰す。
さて、時間が迫ってきたので会場となる旧堀切邸へ移動。最初発表されていた会場は母屋だったはずなのですが、蔵に変更となっておりました。恐らく集客が多いと踏んでなのでしょうか。
で、蓋を開けてみたら会場内は満員。五十人以上居たのかな?
蔵の中、天井には和傘が飾られ、雰囲気があります。
で、番組はこちら↓
一、立川こしら「子ほめ」
一、柳家小ふね「牛ほめ」
〜仲入り〜
一、立川らく萬「霊婚」
一、柳家小ふね「棒鱈」
開口一番はまさかのこしらさん。
一番先輩、なのにトップバッターで、しっかりと場の雰囲気を作り上げる。
今日の主役は柳家小ふね、これをわきまえて、しっかり盛り上げ役に徹する様はまさにプロの仕事。お客さんの反応も良かったけど、でもこれだけ沸かせて沸かせて、それでも出しゃばりすぎず次の小ふねさんのバトンを渡す。そして高座以外のところでも「今日の落語会盛り上げよう、お客さんに満足して帰ってもらおう」という気を勝手に感じました。小ふねさん目当てに行ったし、勿論小ふねさんも好きになったけど、今日は一気に立川こしらファンになってしまった。プロだなぁ、プロの芸人さんだなぁと感じた。
福島の信号が一つしかない村のエピソード、とんぼさんに聞いたら地元民なら割と知ってるものらしい。
子ほめは、途中で無理やり終わらせた感じ。持ち時間や、おあとの牛ほめとツクから? わかんないけど、でもこしらさんの高座、満足感は凄かった。
次は主役の小ふねさん登場。
客席から歓迎されて登場。なんだろう、鼻のあたりてっかてかだった。
なんだろう、不思議な感じ。素の時、マクラの入りの時、噺に入った時で、それぞれ違う。
演目は「牛ほめ」。いやぁ笑った笑った。こんな笑った牛ほめ初めて。牛ほめ自体面白い噺だしクスグリも多いけど。
私だけのあるあるだろうか、アマチュアとして自分も演る演目って、演るために聴き込んでたり、自分でもおさらいするから耳に馴染んでしまって、自分の持ちネタでゲラゲラ笑う事って少ないと思う。私は「牛ほめ」持ちネタにしているから、これであんまり笑う事って今までほとんど無かった。
しかし、小ふねさんの「牛ほめ」もう兎に角笑った笑った。こんなウケると思わなかった。大満足です。
昔、まだ売れる前の桂二葉さんを花座で見た時のような衝撃。あの時の「打飼盗人」で声裏返るくらい笑ってしまったのは忘れられない。あの時みたいな衝撃。今小ふねさん賞レースで結果も出してて評価されてるけど、これからもっともっと売れるでしょうね。そうあって欲しい。
仲入り挟んで、らく萬さんは自作「霊婚」。
口調が滅茶苦茶良い。そして貫禄たっぷり。
らく萬さんは早起きして鈍行で東京から福島まで。私もそのくらいに朝起きて、東北本線で福島まで来たので、なんとなく共感出来る。ほんで、小ふねさん遅刻したんかい。
駄洒落満載、狼男が妖怪やら幽霊やらと婚活する的な噺。
トリ小ふねさん「棒鱈」。
あのお婆さん芸者、どんどん歯が抜ける笑。
こちらも面白かった。大満足でした。
グッズ販売、飯坂温泉の風呂桶売ってました。カバンに余裕があったら買ってたな。むき出しの風呂桶抱えて東北本線乗って仙台帰るのはなかなか勇気が要るからね。
何故か、立川志らくさんの手拭いも売ってた。今日の出演者のは無かったのに。どうしても売り捌きたいこしらさん「ひるおびにも出てますよー」。
終演後は、やはり地元だから小ふねさんは囲まれて写真撮影。ゆるキャラとも写真撮影。
本日の客席、私の隣に座ったとんぼさんを見知ってる方がちらほら。とんぼさんがトイレ行ってる隙に、マダム達から「ねえ、あの方落語やる人だよね?」と話しかけられました。
うかがうと、福島のアマチュア落語界隈としては、楽しく亭ツイ輝さんが毎月開催している福島わくわく寄席という落語会があるのですが、そこに通ってるお客さんも何人かいらっしゃった様子。
福島という地でアマチュアが確実に落語文化を広めてるのでしょう。
こういうの見ると、アマチュアの自分でも落語に貢献出来る事があるんじゃないかと、そういう気持ちになります。
今日は一日とんぼさんにお付き合い頂き本当に感謝。帰りはとんぼさんのお車で福島駅まで送ってもらっちゃったし。
一緒に落語を楽しめる仲間が居るのは本当に嬉しい事です。
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