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落語演ってきた「仙台アマ落語夜の勉強会@エルパーク仙台和室」2025/7/4

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本日は毎月恒例、仙台アマ落語夜の勉強会でした。 毎月開催していますが、会場も月によって異なるので、毎回違う雰囲気になります。 今日はエルパーク仙台の和室が会場。 お客様は二名。うちお一人は長井亭あやめさん。あやめさんお客として皆勤賞、本当に頭が下がります。 終演間際もうお一人いらっしゃったので、ギリギリ三名。 平日の金曜日ということもあり、なかなか厳しい。 番組はこんな感じ。 一、遊々亭つばさ「棒鱈」 一、剋家清生「花筏」 一、可亭左悪「あくび指南」 一、氷山亭清うち「そば清」 私現在夜勤の仕事もしており、本日はその合間を縫っての出演でした。 体力的にしんどいところもあり、また稽古にあまり時間費やしてなかった事もあり、結果は不満足。そりゃそうだ。当たり前の結果。 「花筏」は割と得意ネタかな、と思っていたのですが、空回りしてあまり良くなかった。ちゃんと練習して臨まないとどんなネタでも駄目という事を再認識。 つばささんは「棒鱈」。といっても、サゲまで演らず、歌がメインの改作。悋気の独楽→喜撰小僧、みたいなアレンジ。これはこれでとても楽しい一席。こういう引き出しもあるのか。 ↑これだけ見ると、ほでなす会の練習風景のよう。 左悪さんは「あくび指南」。初夏の気だるい雰囲気が良いですね。今月の仙台新撰落語会でも出しているネタ。 清うちくんは「そば清」、ネタおろしだそう。良かった。この子は落語上手だね。個性も出ていて上手。 本当は打ち上げも参加したかったのですが、仕事の兼ね合いで不参加。打ち上げであれこれ落語談議するのが楽しみの会なのに、今回は残念。また次回ですね。

落語観てきた「魅知国仙台寄席六月下席午前の部」2025/6/29

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本日は花座へ落語を観に行って参りました。 お目当ては三遊亭花金さん。つい先日ルート9フェスタで花座にいらしたばかり、でも私そっちは観に行かれなかったので。今日観に行けて良かった。 日曜日午前中ということもあってか、客席はそこそこ埋まってました。落語や演芸を観に来るのは初めての方が多いような雰囲気もありました。 開口一番は三遊亭ば馬さん。 最初「『ばうま』と読むのかな?」と思い込んでいたのですが「ばば」。これは本名が「馬場」だから、なんだそうです。 二十歳とまだ若い、初々しい感じもありながら、噺に入ったらしっかり声張って、そこは前座といえどプロなんだなと感心。 お待ちかねの三遊亭花金さん。演目は「宿屋の富」。最初ケチの枕振ってたので「茶の湯」かな? と思いましたが(以前二回花座で花金さんの「茶の湯」拝見したのですがその時もケチの枕振ってたはずなので)、「宿屋の富」でした。花金さんの「茶の湯」好きなんで「また観られるかも」と期待したのですが。好きな噺家さんの好きなネタは何度でも観たい。 「宿屋の富」も勿論面白かったです。 サゲまでトントンと畳み掛けて、良い噺ぶり。くどくなくってスッキリしていて好きです。 仲入り挟んでマジックのけんけんさん。この方のマジックは何度か花座で拝見してますが毎回楽しいし驚かされる。トークも好き。 今日はお弟子さん? のキッズマジシャン・れんと君も登場。本当に子どもなんたけど目の前で見せてくれたマジックは本物でそのギャップにびっくり。 トリは瀧川鯉橋さん。ソフトでふわふわした口調は肩の力を抜いて楽しめます。 湿気と出家の小咄、生で観るのは初めて。立川談志のCDに「いい大人がよくこんなくだらねぇ小咄を」と自虐的に紹介していたのでなんとなく覚えていました。確かに下らない、でも、この時期の季節感出すにはもってこい。「青菜」とかの枕に振っても良いかもと感じました。 ネタは「たがや」。地噺風にたくさんクスグリ入れて、楽しい一席でした。

落語観てきた「令和七年雨宿り落語会@仙台市市民活動サポートセンター」2025/6/22

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午前中の出前寄席を終え、午後からは後輩、東北学院大学落語研究会の発表会を観に行ってきました。 開演時間に間に合わず、会場に到着した時はすでに開口一番の瑠嘉くんが上がっていました。口演中は迷惑になるので着席は演者の入れ替わりの時に。そのためちゃんと観る事が出来ず残念。彼の演目は「茄子娘」、また機会があればきちんと観てみたい。 お客さんたくさん入ってました。七十名を超えていたとか。宣伝活動頑張ったんですね。大したもんです。 今年の春にあった追い出し落語会、この時の集客が百五十名以上。おそらく現役主催・単独で開催する落語会の集客数ではこの時が過去最高。 いや、昔の発表会の動員数は記録に残っていないので、はっきりした事は分からない。けど、私が落研に入部する前後からここ三十年間の集客数トップは今年の春の追い出し落語会。これは間違いないはず。これはこの時の卒業生、頑張亭たい杜くんと藍舎都羽さんの力が大きかったのは間違いないでしょう。 あの時は卒業記念公演だから、特別な会として集客数上がるにしても、その後の発表会は集客数がガクッと落ちちゃうのでは、急に寂しい感じになっちゃうのではと心配もしていました。 なので本日伺って客席埋まってるのを見てとても安心しました。 ぱっと見男性客が多い感じがありましたが、それにしても笑い声も多く上がっており、良い客席。 瑠嘉くん喋り終えてから着席。ちゃんと観たのはマヨッ亭たこやきくんの高座から。 この子は子ども落語教室で落語をやっている子で、今中学生なんだそうです。 たしか、子ども落語教室は青葉区八幡町で開催されていて、学院大落研と東北大落研が指導に当たっているはず。 たこやきくんの演目は「風呂敷」。参考にしたのが立川談志の「風呂敷」だというのがとても良く分かる。 子どもが艶笑噺を演る、というのには、客席に居て抵抗を感じる派です。観ていて居心地が悪く感じてしまう。大学生が演っていても、時折抵抗を感じる事があります。これはあくまで私個人の意見だし、「絶対に演るな」という話ではありません。 家族団らん、お茶の間で和気あいあいとテレビ観てたら急にお色気シーンが放送されてしまった時のような居心地の悪さ、これを私は感じてしまう。 「風呂敷」は構えたけど、ちょっと匂わす程度だし、たこやきくんは中学生ながら落ち着きがあって、達者に喋っていた...

落語演ってきた「出前寄席 富谷市熊谷町内会様敬老の集い」2025/6/22

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午前中は出前寄席で、富谷市の熊谷町内会様に呼んで頂き、敬老の集いにて落語をやらせて頂きました。 地域のお年寄りを中心に約三十名ほどお集まりで、落語を観て頂きました。 地域の集会所が会場なのですが、部屋数の関係で着替え用の楽屋が用意出来ず。外にテントを準備して頂き、そこを楽屋にさせて頂きました。 よく楽屋が無くて、パーテーションで区切って目隠ししたり、トイレで着替えたりはありましたが、テントは初めて。 なんとか工夫して会を進行させたいという町内会さんのお気遣いです。 私の落語は「転失気」を。 他の演目とも迷ったのですが、落語初めてという方がほとんどだとの事で「転失気」。 物凄く良く笑って下さいました。 皆さんの反応が良くて、笑い待ちしないといけない程。 ここまで笑って頂けると滅茶苦茶気分が良い。 役員の方が「小さい町内会だから何でも手作りなもんで、お恥ずかしい」と仰ってましたが、なんの、それが一番素敵な事で、皆さん一人ひとりの参加意識が高いからあのように盛り上がったわけで。 落語の後は皆さんビール片手にカラオケ三昧。 六月にしては暑い日で、こういう日に冷たいビール呑みながらは最高! ですが私は車で来たんで冷たい緑茶で。 この日は午後から落研の後輩の発表会があったので、中座させて頂き、急ぎそちらに向かいました。

落語観てきた「春風亭かけ橋・神田松麻呂 長講の会@花座」2025/6/19

夜花座へ行ってきました。 春風亭かけ橋さんと神田松麻呂さんの二人会、それぞれが長講一席ずつ口演する会。 この日、昼間は宮城野区文化センターにて仙台ひと・まち交流財団主催のイベントがあり、そちらにお二人は出演されてました。そこで二公演終えてから、この花座の夜の公演。 本当はこの昼間の公演も観に行きたかったのですが、仕事で行かれず。夜の花座の公演だけ間に合うので、せめてもと思い駆け付けました。 最初オープニングトーク、こちらは撮影OKの許可が出ましたので、記念に何枚かパチリ。 八月にお二人は花座で「激芸」という二人会を企画されてますので、その宣伝も。 客席、反応も良くて、オープニングトークから笑いが絶えませんでした。良い雰囲気だと、その客の中の一人として自分も前のめりに楽しめます。 最初は松麻呂さん。マクラはあんまり他所に出さないほうが良い内容かな? 営業ネタ、その人の鉄板ネタなんでしょうから、それはそれでファンとしては楽しい。 本日の演目は「芳沢あやめ」。これは以前花座で伺った事がありました。あの時はネタおろし間もない時だったはず。その時も良かったのですが、今回はまたブラッシュアップされたような印象。 ちょうど、今話題の映画「国宝」を観たばかり。「国宝」は女形の歌舞伎役者のお話、その世界に浸ったばかりで、名女形として名を残した初代芳沢あやめの講談を観る事が出来てとってもタイムリー。娘道成寺の話なんか勉強になりました。 また、あやめが芸に開眼するところなんかぐっと来た。伺って、自分も落語演りたい! と熱く焚き付けられるような気持ちになりました。 仲入り休憩挟んで今度はかけ橋さん。 ネタは現在取り組まれている連続もの「嶋鵆沖白波(しまちどりおきつしらなみ)」より「大坂屋花鳥」。 「大坂屋花鳥」という落語があるのはなんとなく知ってはいました。十代目金原亭馬生の全集のCDに収録されているので、タイトルは聞いたことありました。でも噺は聞いたこと無くて粗筋も知らなかったので、今回が初聞き。 オープニングトークでは、朝六時に起きて新幹線に乗り、例の昼の公演が二公演・それを終えてこの夜の花座、クタクタと仰ってましたが、それを感じさせない長講。 展開も面白く、ピカレスク的なところもあり、長講でしたが最後まで楽しめました。 すごく単純ですが、かけ橋さん上手かった! 感情の入れ方とか噺の運...