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落語観てきた「魅知国仙台寄席三月下席午前の部@花座」2025/3/28

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昨日に引き続き本日も花座へ。午前の部だけ。 番組は以下。 一、桂れん児「孝行糖」 一、バクコメ「漫才」 一、神田鯉花「寛永宮本武蔵伝〜吉岡治太夫」 〜仲入り〜 一、岡崎秀明「津軽風三味線」 一、雷門小助六「お見立て」 神田鯉花さんは宮本武蔵伝の中から「吉岡治太夫」。つい先日、兄弟子の神田松麻呂さんで観たばかり。見比べてみるのも面白いもんで、細かい所が違っている。試合をする場面は気迫が籠もっていて迫力がありました。 この秋、鯉花さん松麻呂さんと花座で「寛永宮本武蔵伝」の車読みをする企画がある、というのは先日松麻呂さんの会で伺ったばかり。どっちがどの話を読むのかも松麻呂さんの会で伺ってました。先日の松麻呂さんは、「自分は読まないから」と「吉岡治太夫」を読まれてました。ということは鯉花さんは秋の花座で読むわけです。先回りして拝見する事が出来ました。 この秋の車読みの会、是非観に行きたいんだけど、仕事休めるかな。 お目当て、雷門小助六さんは「お見立て」。旅の御難、昨日の着信音鳴っちゃった一件もマクラでしっかり笑いに変える。 噺の中の、お茶で涙を誤魔化すところ、笑った笑った! 終始楽しい「お見立て」で大満足でした。 今回花座で小助六さんの会逃さずに観ることが出来て良かった。

落語観てきた「魅知国仙台寄席三月下席午後の部@花座」2025/3/27

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本日は花座、午後の部へ。 番組は以下。 一、桂れん児「雑俳」 一、ニードル「漫才」 一、神田鯉花「水戸黄門記〜雲居禅師」 〜仲入り〜 一、オーイズミ「マジック」 一、雷門小助六「禁酒番屋」 ニードルの漫才、相変わらず面白かった。ずっと楽しくて、もっと二人の掛け合いが観たい、そう思う舞台でした。 神田鯉花さん「水戸黄門記〜雲居禅師」。鯉花さんは初めて。硬質な感じの口調で、品良くお話される感じ。 御当地ネタ、という事で、水戸黄門記の中から「雲居禅師」。若い頃の伊達政宗の過ちから仏道に入り出世した雲居禅師と政宗の再開を描いたお話。 これは、私が初めて花座で講談を観た時の思い出の一席でもあります。 仙台に寄席・花座が出来て、私が初めて足を運んだのが神田鯉栄先生の講談の会(落語じゃないんです)。 その時掛けてらしたものの中の一つが「雲居禅師」でした。やはり御当地に縁のある話を、という事もあるのでしょう。 初めて観たお話という事もあり、より感銘を受け、内容的にふっと自分の行いや考えを改めさせられるような心持ちになりました。「良いお話観たな」そう思いながら帰路についたのを今でも良く覚えています。 鯉栄先生は今お休みされていますが、当時は花座で連続ものの講談会を開いたり、講談教室をやったりと、よく花座にいらしてました。 鯉花さんは鯉栄先生とは同じ御一門、妹弟子にあたります。ふと当時の事を思い出し、良い心持ちになりました。 私が応援している神田松麻呂さんと、この秋花座で「寛永宮本武蔵伝」の車読みの会を企画されているようで、今日の鯉花さんの高座拝見してそれも楽しみになりました。 マジックのオーイズミさん。随分前に花座で観たっきり、久しぶりでした。相変わらず綺麗なお顔。 本日の午前の部、オーイズミさん出番を勘違いされていたようで、結果ヌキになっちゃったんだそう。ニードルと小助六さんにいじられてました。午後の部の出演は間に合ったようです。 客席に入ってきての、間近でのトランプマジックは凄かった。「なんで?」「凄い!」のずっと繰り返し。一部タネ明かしもありましたが、それは勿論内緒。 トリはお目当ての小助六さん。 本当は昨日から花座に出演予定だったのが、強風による新幹線の運行停止により、結果午後の部の出演も間に合わなかったようです。昨日は仙台の芸人さん、間に合った演者で...

落語観てきた「三遊亭花金落語会『花座花金』@花座」2025/3/16

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昨日に引き続き花座へ行って参りました。 今日の仙台は生憎の空模様。雨の中花座に到着すると、花座の前の通りでバッタリ落研OBの浮呂家扇斗さんに出会う。 「あれ、もしかして扇斗さんも今から花座ですか?」 「いや、朝まで呑んでて今帰るところ」 「一緒に花座で落語観ませんか?」 「いや、流石に今からは無理…」 酒やけした声、ずぶ濡れになって身体傾きながら歩みゆく先輩を見送り、私は単身花座へ。 今日は三遊亭花金さんの落語会。二部通しで両方観てきました。 番組はこんな感じ。 十一時の部 一、三遊亭花金「寄合酒」 一、三遊亭花金「馬の田楽」 〜仲入り〜 一、三遊亭花金「寄席の踊り〜深川」 一、三遊亭花金「明烏」 十四時の部 一、三遊亭花金「時そば」 一、三遊亭花金「花見酒」 〜仲入り〜 一、三遊亭花金「寄席の踊り〜桃太郎」 一、三遊亭花金「不動坊火焔」 花金さんの噺の世界に浸って、じっくり楽しんで参りました。 「寄合酒」ワイガヤの楽しい雰囲気、楽しかった。私も「寄合酒」演りたくなった。 「馬の田楽」田舎の長閑な雰囲気がまた良かった。田舎の子供の憎体な感じ、自称気の短い男、婆さん、酔っ払い、それぞれのキャラが立っていて面白かった。 「明烏」地元TBCラジオに「ラジオ魅知国寄席」という番組があり、そこではこの花座で収録した落語を放送しております。その番組で、以前花金さんの「明烏」が流れた事があるのですが、なんとその時はサゲまで流さず、途中で切って、後はナレーションでその後の展開を伝えてお終い、というなんとも雑な編集版での放送。三十分番組なので、そこで放送するにはそうするしか手が無かったのかも知れませんが、にしても。私聴いてて、確かに放送時間にどう収まるのかと疑問に思いながら聴いてましたけど、流石に「エエッ!?」と声が出た。 本日改めて、生でしっかり観ることが出来て満足。 「時そば」落語好きな人にはお馴染みの噺でも、やっぱり何度観ても落語は面白く出来てます。雨が降って肌寒い今日の仙台、温かい蕎麦をすするところでは何となくこちらのお腹も温かくなってきたような、そんな心持ちになりました。 「花見酒」お次は春の噺。「なかなか『時そば』と並ぶ事が無い噺てすが」と仰ってましたが、今日みたいに寒くて春が待ち遠しい日に春の噺を観るのも良いものです。 「...

講談観てきた「神田松麻呂連続講談会『畦倉重四郎』@花座」2025/3/15

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本日は一日花座に籠もって、神田松麻呂連続講談会「畦倉重四郎」第十三話〜第十五 話、を観てまいりました。 番組は以下。 十一時の部 一、神田松麻呂「井伊直人」 一、神田松麻呂「畦倉重四郎第十三話〜おふみ・重四郎白州の対決」 〜仲入り〜 一、神田松麻呂「畦倉重四郎第十四話〜白石の働き」 十四時の部 一、神田松麻呂「吉岡治太夫」 一、神田松麻呂「大船軒サンドウヰッチ物語」 〜仲入り〜 一、「畦倉重四郎第十五話〜奇妙院登場」 今日は仙台新撰落語会の仲間も観に来てくれておりました。呑みの席でお勧めしまくったからね。 可亭左悪さんは通しで。十一時の部は山形から花枝亭美葉さん、十四時の部は水無月亭六六さんが。三人とも満足されたようで、私も嬉しい。 相変わらずの他所では言えないマクラからしっかり笑わせて頂く。毒っ気もあるんですが、でも松麻呂さんの愛嬌からか、嫌な気持ちには決してなりません(私は)。 今回初めてのお客様もいらっしゃるからと、一席目は「井伊直人」。さすが米助師匠にハマった一席、客席も大いに沸きました。 「吉岡治太夫」は、寛永宮本武蔵伝の中の一席。 今年花座で妹弟子の神田鯉花さんと宮本武蔵伝の車読みの会があり、そこでは鯉花さんと交互に武蔵を読んでいくそうなのですが、そこでは自分が読まない事になったからと、「吉岡治太夫」を。 「井伊直人」「吉岡治太夫」は花座で以前観たことがありましたが、講談にしろ落語にしろ、何度同じネタ観ても楽しめるのが良いところ。今日も楽しく拝見しました。 個人的に松麻呂さんの武張った話が好みなので「井伊直人」「吉岡治太夫」は満足。 「大船軒サンドウヰッチ物語」は、宝井琴星先生作の新作講談。この「サンドウヰッチ物語」は、大船軒創業者のサクセスストーリー。こういうのも面白く聴かせてくれるのか。 仙台では馴染みのない大船軒、説明のために買ってくれば良かった、と仰った松麻呂さん。すると客席から大船軒サンドウヰッチが出てきた! お客さんで買って持ってきてた方がいらっしゃったんです。凄いな。そのお客さんからお借りして終演後に受付で皆見せて貰いました。 この箱の一文を元に、宝井琴星先生はあの一席を創り上げたんだそうです。創作力が凄い。 十四時の部は、「吉岡治太夫」「大船軒...

落語演ってきた「仙台アマ落語 夜の勉強会@太白区中央市民センター第三会議室」2025/3/7

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今夜は、仙台アマ落語夜の勉強会でした。 今年一月十八日に開催したものの、第二回目。 金曜日の夜、団体の垣根を超えたアマチュア落語の勉強会的な落語会という事で、仙台ほでなす会の遊々亭つばささんに企画して頂いた会です。 番組はこんな感じ。 一、おしゃべり亭遊ぞ〜「祖父からのエール」 一、遊々亭つばさ「鰻屋」 一、水無月亭六六「徳ちゃん」 〜仲入り〜 一、剋家清生「子ほめ」 一、熊楽亭耀「鈴ヶ森」 一、エロ家助っ人「転宅」 初回時体調不良で休演だったおしゃべり亭遊ぞ〜君、彼はつばささんのお弟子さんのようなもの、らしいです。 プロになりたくて花座の社長・白津さんに相談、面倒見てやって欲しいとつばささんに預けられたそうです。 まだ十九歳、妙な貫禄があります。 まだメクリが無いそうで、とりあえず長井亭あやめさんのメクリで登場。そんなのアリなのか。あやめさん客席にいらしたし(笑) 遊々亭つばささんは「鰻屋」。噺の途中で、ほでなす会の師匠・清川波之丞さんがご来場。師匠が着座するの待って再開。不思議な鰻屋の感じがつばささんに合ってる。 六六さんは「徳ちゃん」。この噺持ってたのか。六六さんは仕事終わってから駆け付けてくれました。仕事終わってからなんで勿論スーツ姿、六六さんのスーツ姿はとても新鮮。普段Tシャツとか、ラフな感じの六六さんしか見てこなかったので。男の色気が凄い。 熊楽亭耀(ゆうらくてい・ひかる)君は、山形大学落語研究会の方。この春で大学三年生、落研の新会長になるんだそうです。 仙台新撰落語会の代表・山川短志さんは、学生時代山形大学の落語研究会に所属していました。後年、部員不足で山形大学の落研は廃部になったのですが、最近新たに落研が出来ていたのは、SNSで見知っておりました。 まだ不慣れな感じも見受けられますが、良く口が回るし、マクラもセンスあって面白かったですね。 エロ家助っ人さんは、これは一応仮の名前。諸事情があり本来の芸名で出られないというので、仮の芸名でエントリー。していたのですが、メクリは本来の芸名だったし、本気で隠そうという感じも...